2013年7月26日金曜日

白頭掻更短(7)被写体は何か

 セミの鳴き声を撮りました。
7月25日朝8時頃です。JR新長田駅西を歩いていて、セミの驟雨に出くわしました。
 近寄っても逃げません。体を打ち震わせて、やかましく泣いています。
 セミはなぜ鳴くのでしょうか?

【Q1】セミが鳴く目的は?なぜ鳴くのでしょうか?メスも鳴きますか?
【A1】基本的にはオスが鳴いてメスを呼び寄せるため(配偶行動)です。したがって勿論メスは鳴きません。 キリギリスやいわゆる秋の虫(スズムシ、マツムシ、コオロギ等)も同様です。しかし仲間どうしのコミュニケーションにも使っています。たとえば1頭が鳴く とその周辺のセミが唱和する性質のセミもいますし、鳴き声で集合することもあります。音量をあげて、メスを引き寄せると言う意味、多数が一緒にいることで 鳥などの外敵から逃れる意味もあるのではないかと思います。しかしこれらは本来の目的ではなく、あくまでもセミが鳴くのはメスを呼び寄せるためです。もち ろんセミには耳もあります。
*ファーブル昆虫記に「鳴いているセミの近くで大砲を撃っても平然としていた」ということが書かれていて、「セミは音が聞こえない」かのような 誤解を与えていますが、セミは上記のように音が聞こえています。ただし自分の仲間の鳴き声の周波数を含む、ある限られた範囲の音しか聞こえない、あるいは 反応しないのです。
だそうです。

「白頭掻更短」って、題で始めたコラム風は間遠くなっていました。
国破山河在/城春草木深/感時花濺涙/恨別鳥驚心
烽火連三月/家書抵萬金/白頭掻更短/渾欲不勝簪
国破れて山河在り/城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火三月に連なり/家書萬金に抵る
白頭掻かけば更に短く
渾べて簪に勝えざらんと欲す


白頭・・・を採りました。

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