2013年1月6日日曜日

集字(3)王羲之とは

 唐の太宗(李世民)は王羲之の書を愛し、真行290紙・草書2000紙を収集した。崩じた時に『蘭亭序』を一緒に昭陵に埋めさせたと言われている。その後戦乱を経て王羲之の真筆は全て失われたと考えられている。現在、王羲之の書とされているものも、唐代以降に複写したものと、石版や木板に模刻して制作した拓本のみである
書聖と称されただけあり、後世の書道界への影響は絶大であった。後の時代の書家はほぼ全員が王羲之を手本として、何らかの影響を受けたと言われている。そのため、「書道を習う者はまず王羲之を学んでから他を学べ」とさえ言われた。
科挙においても王羲之の技法で書かなければ答えが合っていても合格にならなかったと言われている。文字通り「王羲之の文字でなければ文字にあらず」とさえ言われたのである。
 写真は「蘭亭序」の書き出しの部分です。素晴らしい字です。
後輩たちは、この字を「集字」しました。
 その努力に敬意を表します。

 これから、わが「就労継続支援B型誕生日ありがとう」の王羲之(ほめすぎ)の字を集めます。 

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